EASTER RABBIT

慈悲なき愚かなわたしの神よ、どうか最期の断罪を






降りしきる雨に塗れる
伸ばした手は曇天に押し返され
数多の星に拒絶される

ああ、もう、おわりは近い
この身の痛覚はもはや消え失せた

絶望よりなお深く鮮やかな血の如き愛だけが
すべ、て

ああ、わたしの、愚かな慈悲なき神よ
わたしはあなたが為でなく
誇りと微笑みと嘲りをもってして
いとしいあのひとの為に死ぬ